■腕時計の種類について 市販されている大多数の時計には機械式とクォーツ式のいずれかに属します。 それぞれについて紹介します。 ■機械式時計 ゼンマイの戻ろうとする力を利用して動きます。 内部は精密部品でつまっているため衝撃に弱く、精度も一日数秒から数分の誤差がでます。 ※手巻き リューズを手で捲くことにより香箱という歯車付ケースの中に収められたゼンマイを巻き上げ、 その金属のたわみとしてエネルギーを貯えます。 リューズを捲き忘れると、そのうち時計は止まってしまいます。一般にゼンマイの持続時間は約36時間〜48時間です。 ※自動巻き ローターの運動によりエネルギーを取り出すメカニズムを備えています。 自動巻には以下の2種類の方式があります。 両方回転巻上:自動巻きのローターは右に回っても左に回ってもゼンマイを巻き上げる方式 片方向回転巻上:ローターがどちらかの方向に回った時しかゼンマイを巻き上げない方式 ■クォーツ式時計 機械式の精密部品部分を電子回路が代行し、安価で高精度です。 どんなに安価なものでも平均30秒/月程度の誤差しかありません。 クォーツ式腕時計を最初に実用化したのはSEIKOで、 1969年のクリスマスに発表と同時に発売されました。 |